2024.11.22
異分野融合推進セミナー(6)メダカから挑む動物の季節適応の仕組み〜季節によって変化する生体制御メカニズム〜(12/24 16:30~)
概要
温帯に生息する多くの動物は様々な営みを季節によって変化させますが、私たち人間の生理機能も季節によって変化することが知られています。しかし、生理機能や行動の季節変化を司る分子機構はまだまだ不明な点が多く残されています。マウスやショウジョウバエは生物学の研究で広く用いられていますが、これらの生物は一般的に季節に対する応答性が不明瞭です。一方、日本に広く分布するメダカは非常に洗練された季節応答を示すことが知られています。そのため、私たちはメダカをモデルとして、「動物が季節の変化に適応する仕組み」を理解しようと研究を展開しています。本発表では、メダカを用いた研究によって少しずつ明らかとなってきた色覚の季節変化、冬季うつ様行動や約1年周期のリズムを刻む体内時計の仕組みなどについて紹介したいと思います。
講師
中山 友哉 先生(名古屋大学大学院生命農学研究科 特任助教)
日時
令和6年12月24日(火) 16:30~(90分)Zoom開催
参加登録
https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZYrcu6hpjsrGNf8sgDG1nxEAMhfOHT0p_Kt